エアープレス機のような工作機械は保全の必要性が謳われています。その理由は、作業員の安全を守るため、生産効率を維持するためなど実に様々です。こちらでは、金属部品加工・製造現場での機械保全の必要性について迫ります。
多発しているプレス機による労働災害
金属部品製造現場において、プレス機は金属加工などに欠かすことができません。同時にプレス機による労働災害は依然として高い水準で発生しており、指を切断するなどの後遺障害が後を絶ちません。そこでプレス機械による挟まれ災害などの対策強化を目指し、厚生労働省をあげて労働安全衛生規則の一部改正が行われています。
2011年の改正によって、プレス機械に取りつけることができる新たな安全装置の追加、手払い式安全装置の原則使用禁止、機械のストローク端による危険防止装置の充実などが新たに追加されました。
労働安全衛生規則を守りプレス機をより安全に使用することは、工作機械の保全や作業員の安全を守ることにつながります。
自主保全の重要性
設備の自動化や高度化が進む中でも、作業者や技術者は「自分の設備は自分で守る」ことが求められています。
設備や工作機械の異常は、現場で働く担当の作業者や技術者が初期段階で気づき、迅速に対応することがトラブルを未然に防ぐことにつながります。
自主保全の意識を高めるには、機械設備の日常点検・給油・部品交換・精度チェック・清掃など、機械の自主保全活動を行うことが大切です。
機械保全の様々なメリット
毎日の機械保全によって様々なメリットが得られます。
正常な働きをしているのか、異常が見られるのかなど軽微な変化を察知し、発見した異常や不具合に対して早期に処置・解決できます。その結果、工作機械トラブルを未然に防ぐことにつながります。
また自主保全によって機械の品質や性能を保ち、生産性を維持して損失が生まれないようにするメリットもあるのです。
工作機械トラブルを引き起こさないためにも、機械保全が欠かせません。しかし、複雑な構造をした工作機械は多くのメンテナンス時間を必要とするため、メンテナンス時間短縮も現場の課題です。機械保全をより効率よく行うためにも、メンテナンスしやすいオーダーメイド機械の導入もご検討下さい。
双葉製作所では、安全面も考慮したプレス機などの製造を行っております。自社開発・OEM開発の製品とともに、オーダーメイドでの製造依頼も承っています。作業環境や安全性に配慮したエアープレス機製造に関するご相談もお待ちしております。