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知っておきたいシリンダーのメンテナンス
こちらでは、シリンダーメンテナンスのお役立ち情報をご紹介致します。
エアーシリンダーのメンテナンス
エアーシリンダーの点検や調整を行う場合は、電磁弁周りも同時に点検を行いましょう。
調整は電磁弁周りに異常が無いか確認したうえで行わなければなりません。作動スピードは適正であるか、エアーが漏れていないかなどを点検して、エアーシリンダーに異常がないか確認を行います。
また、パッキン摩耗によるエアー漏れの増大、クッションバルブの調整不足による衝撃緩和の不足、ピストンロッドの傷や打痕などはシリンダー不具合の原因につながります。
ほかにもシリンダーロッドのパッキンと接する部分の摩耗・傷のチェックは欠かさず行いましょう。
シリンダーロッドの傷は爪が引っ掛からない程度が限界です。摩耗はロッド全長の随所で径方向を変えて計測すると偏摩耗を見つけることができます。ロッドのメッキが擦れて変色しているかもメンテナンスポイントです。
また、パッキンの摩耗が早い場合は、シリンダー取付面の芯ずれやシリンダーロッドの曲がりなども考えられます。
油圧シリンダーのメンテナンス
油圧シリンダーは油漏れが起きてしまうと、床や他の機材の汚れ、火災が起きる危険性が生じます。安全に作業を行うためにも、油漏れが起きていないか定期的にチェックすることが大切です。
油圧シリンダーのパッキンが摩耗して漏れが増大している場合は、チューブの内面も筋状の傷がついていることも考えられます。そのため、パッキンのみの交換では漏れが解決しないことがあります。
ほかにも、シリンダー取り付け部分のトラブルは調整バルブの調整方法が悪い場合があります。取り付けボルト交換だけではトラブルを解決できないことも少なくありません。
また、グランド部やピストンロッドの不具合も故障や事故の原因です。そのため、専門的な部分で判断が難しい場合は、プロによる専門的なチェックが必要です。
シリンダーのメンテンナンスをする際はパッキンの摩耗具合やエアー・油の漏れがないか確認することが大前提です。さらに専門的な部分についてはお気軽に問い合わせ下さい。双葉製作所では、自社製品に限らずシリンダーメンテナンスにも対応可能です。ただし、自社製品以外のご依頼の場合はその製品の図面を用意して頂き、使用している消耗品が分かることが条件です。
高品質なシリンダー製造を行うだけでなく、導入後も長く活用して頂けるようにしっかりとサポート致します。また、エアーハイドロプレス機・油圧(圧入・カシメ)機・エアープレス機の設計・製造などの相談もお気軽にご連絡下さい。