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金属加工現場などで見られる機械トラブル
エアープレス機など工作機械を使用する金属加工現場では、時々機械のトラブルに見舞われることもあるはずです。
機械トラブルを未然に防ぐには、どのようなトラブルがあるのか、そして原因と対策を知ることが大切です。こちらでは、金属加工現場などで見られる機械トラブルの例をいくつかご紹介していきます。
そもそも機械トラブルの原因とは?
機械トラブルは、機械の寿命だけではなく様々な原因から引き起こされます。例えば、金属加工や製造に伴う浮上油や浮遊微細スラッジの発生なども原因です。
これらは機械の運転支障をきたすなどのトラブルだけでなく、作業環境の悪化にもつながることが指摘されています。
よく見られる機械トラブル
»製品のベタつき
機械に使用される切削油剤は、切削油剤に潤滑油・防錆油・機械油などの油分が混ざった結果、クーラントタンク内で浮上油となります。
切削油剤に浮上油が残った機械を使用すると、加工・製造した製品に油分が付着してベタつきが発生するのです。 これらも機械トラブルのひとつのため、作業に欠かせないエアープレスなどの機器は定期的にメンテナンスすることが大切です。
»フィルターやパイプの詰まり
使用した切削油剤には、加工や製造で発生する金属の切粉が含まれています。金属の切粉は、機械油や固形化物などが混じった「浮遊微細スラッジ」というヘドロのようなものに変化します。
水よりも比重が重いスラッジの多くはクーラントタンクの底に沈殿していきますが、中には微細なものもありタンク内の切削油剤に浮遊して留まってしまいます。
その結果、フィルターやパイプを詰まらす原因となってしまうのです。 フィルターやパイプが詰まると適切な量の切削油剤が機械へ供給されなくなり、生産効率の悪化や製品品質の低下を招くことも考えられます。
»加工品の精度が安定しない
浮遊微細スラッジが残ったままになると加工面にスラッジが入り込んでしまい、加工品の精度が安定せず製品に個体差が生まれる可能性も考えられます。また加工面への負荷も大きくなり、機械の消耗が早まるなど機械そのものの寿命を縮めてしまうこともあるのです。
このようなトラブルを未然に防ぐには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。双葉製作所は金属加工や製造に携わる法人様のお力になる、高品質・高精度なエアープレス機・油圧(圧入・カシメ)機などの製品づくりを行っており、双葉製作所で製造した製品はアフターフォローの依頼にも対応致します。お客様のご要望があればメンテナンスに伺うことも可能です。
力の調整が正確で容易にできる油圧圧入機・油圧カシメ機の委託製造などは、ぜひ双葉製作所へご相談下さい。他にも、自社製造エアモーター・シリンダーなどの製造依頼もお待ちしております。